格安SIM業者がJアラートを受信できない1つの理由

格安SIM業者(MNVO)端末では全国瞬時警報システム(Jアラート)が受信できない

北朝鮮でのミサイル発射などが重なり、2017年5月11日に消防庁より全国瞬時警報システム(Jアラート)の受信に関しての報道発表があった。

その報道発表を受けて、各格安SIM業者がJアラート受信状況について説明ページを開設しているが、これは各格安SIM業者の受信をコントロールできないためだ。

なぜ各格安SIM業者の受信をコントロールできないのかはJアラートの仕組みにある。

Jアラートの仕組み

Jアラートは緊急地震速報などと同じ「ETWSEarthquake and Tsunami Warning System)」という仕組みを利用しているが、緊急地震速報とは異なる「災害・避難情報」というチャネルを使って送信されている。

ただ、どのチャネルを使って送信されるかは公開されておらず、大手通信事業者(MNO/キャリア)のみ情報を把握しているため、キャリア端末であればJアラートは受信できるということになる。

そのため、SIMフリー端末等キャリア端末以外の端末ではJアラートのチャネルが登録されていないため、受信することができない。

一部MVNO業者は携帯大手事業者の同系列の MVNO(ワイモバイルなど)の場合があり、Jアラートが受信可能な端末も販売しているが、すべての端末が対応しているわけではないので、自分の端末がJアラートに対応しているのかしていないのかを確認しておいたほうが良い。

主要MNVO業者対応一覧

LINEモバイル

UQモバイル

DMMモバイル

マイネオ(mineo)

楽天モバイル

OCNモバイルONE

エキサイトモバイル

IIJmio(みおふぉん)

BIGLOBE SIM

U-mobile

Y!Mobile(ワイモバイル)

FREETEL

DTI SIM

イオンモバイル(AEON mobile)

Nifmo(ニフモ)

トーンモバイル(TONE Mobile)

nuroモバイル

b-mobile

ロケットモバイル

もしもシークス

@モバイルくん

スマモバ

JCOMモバイル