【保存版】格安SIM利用の際に注意すべきポイントとアドバイス
独立行政法人国民生活センターが、格安スマホに関するトラブル相談が急増していることを背景に注意喚起を促す報道発表を行ったことを受け、一般社団法人テレコムサービスは、4月21日に格安SIMサービス(MVNOサービス)の利用についての注意とアドバイスを公開した。
格安SIMサービスを利用する際のチェックポイント
料金・提供条件
月額料金だけでなく、解約条件や解約金の有無、通信制限など、重要事項説明書や格安SIM事業者のホームページをよく読み申込み内容を確認すること。
通信サービス以外のサービス(例:メールサービス)など、携帯キャリアが無料で提供しているサービスが有料であったり、提供されていないケースがある。
利用端末
格安SIM事業者が提供するSIMカードとセットで販売される端末以外の端末の利用を検討している場合は、格安SIM事業者が動作確認済みかどうか必ず確認すること。
SIMフリー端末でない場合は、SIMロック解除が必要となることがあり、その場合は使用できないこともあるので注意。
またキャリアのブランドで販売している一部の端末には、SIMロック解除が行えないものもある。
SIMカードのサイズ
利用予定端末のSIMカードサイズを確認すること(MicroSIM / nanoSIMなど)。SIMカードのサイズを間違うとスマホに挿入できないので、SIMを再発行するなどの追加手数料が発生する場合がある。
SIMカードのサイズはスマホ端末により異なるので必ず確認すること。
スマホの設定
サービス利用開始に必要なスマホの設定方法を確認すること。
多くの格安SIMサービスはSIMカード単体での提供となっていて、SIMカードを挿入後スマホで設定が必要な場合がある。
一部の格安SIMサービスは、SIMカードと同時にセットで購入したスマートフォンの場合も、設定をご自身で行う必要があることもある。
既に使っているのスマホ等からの設定(電話帳、アプリ等)の移行についても、ユーザ自身で行う必要があるので注意しておくこと。
メールの利用
格安SIMサービスでは、携帯キャリアが提供するメールサービス(キャリアメール)の提供がない場合が一般的。
メールを利用するには、事業者が提供するメールサービス、又は無料のインターネットメールサービスを利用する必要がある。
この場合、キャリアのメールアドレスは使用できないので、メールアドレスが変わるだけでなく、メールを送りたい相手の受信設定を変更することが必要となる場合がある
サポート窓口を確認
格安SIM事業者のサポート窓口を確認しましょう。
格安SIMサービスのサポートは電話かメールが中心。
実店舗を展開する事業者は限られている。
端末の故障時には、問い合わせ先が端末メーカーの窓口になる場合、また代替機の貸し出しがない場合がある。
トラブルの発生に備えて事業者のサポート窓口・連絡手段を確認しておくこと。(格安SIMの場合は実店舗があるでもサポート内容は携帯電話会社と異なりますので注意)
携帯電話会社からの乗換え
引き継げないサービス等を確認すること。
例えば、乗換元の割引プランやサービスポイント、キャリアのメールアドレスを引き継ぐことはできない。
利用開始日
格安SIMサービスの利用開始日に注意すること。
ナンバーポータビリティを利用して携帯電話会社のサービスからの格安SIMサービスに乗り換える場合、利用開始日が乗換元サービスの解約日となる。
乗換元サービスの契約更新期間の前に利用開始日がきたり、契約更新期間後に利用開始日がきたりしますと解約に伴う違約金が発生する場合がある。
まとめ
格安SIMサービスは低廉な料金での提供を実現するため、一般的にサービス内容には携帯電話会社のサービスとは差があることを認識しておくこと。
目的や用途をみたしているかサービス内容の違いを理解の上、契約することをオススメする。
テレコムサービス協会
→MVNOサービスの利用を考えている方へのご注意とアドバイス