Android 8.0 Oreo、ブートループ防止のための「レスキューパーティ」機能を実装
Android 8.0 Oreoが正規に公開され、Picture-in-Picture機能、再デザインされた設定ページ、通知レイアウトなどが追加されている。
新しく追加されたOreoの機能で話題になっている機能がある
その機能は”レスキューパーティー”と呼ばれ、その主な目的は、デバイスがリブートループ(ブートループと呼ばれることもある)に陥ることを防いでくれるという。
リブートループは、カスタムROMの点滅、ソフトウェアアップデートのインストールなど、さまざまな原因で発生する。
Android 8.0 Oreoの”レスキューパーティー”機能は、システムのコアコンポーネントが何度も何度も何度も繰り返し失敗した結果から判断して、デバイスが現在bootloopで動作しているかどうかを認識する。
エラーが認識されると、Android Oreoは “レスキューパーティー”をデバイスに送信し、デバイスを復旧して正常な状態に戻すためのアクションを実行する。
この場合、”レスキューパーティー”はブートループデバイスをリカバリモードに強制移行させ、工場出荷時のリセットを行い、デバイスを元の状態に戻す。
“レスキューパーティー”は/services/core/java/com/android/server/RescueParty/javaコードにふくまれており、デバイスが5分以内に5回以上再起動した場合、または30秒以内にアプリケーションが繰り返し5回クラッシュする場合に発生する。
Googleは”レスキューパーティー”には、必要なハードウェア要件はないとしており、OEMには”レスキューパーティー”を無効にするオプションが与えられていますが、その理由についてはわかっていない。
“レスキューパーティー”は、Android 8.0 Oreoを実行しているすべてのデバイスでデフォルトで有効になっており、修理や交換に出さなくても良くなっている。