AR技術で空間を測定できる最強測定アプリ「MeasureKit」が登場[動画あり]
iOS開発者のRinat Khanov氏がARkitを使用しあた空間計測アプリ「MeasureKit」を発表しました。
MeasureKitは、さまざまな機能や測定方法を提供しており、ディスプレイ上に定規を表示するこれまでの測量アプリとは異なり、MeasureKitでは壁やドアフレームなど測定したいものをカメラに向けることで計測することができるようになっています。
計測したいポイントをマップして測定する軌道モードや、マークされたポイントまでの距離を測定するためのマーカーピンモードなど多数の計測モードが搭載しており、角度、人の高さなどの測定、家具が入るかどうかを確認できる四面体の作成も行うことができます。
距離計測ツール
2点測定
測りたいポイントをタップして、そのまま画面を動かすと距離を計測できます。
複数点測定
複数ポイントをマップすることで、メジャーのように合計距離を測定することもできます。
下図はドアの高さと幅を計測しています。
空間複数点測定
平面の距離測定ではなく、空間内の距離を測定することもできます
下の図は、部屋の4隅をマップして、部屋の辺それぞれの距離を測定しています
軌道測定ツール
アプリが起動した状態で、空間を移動するとその移動した軌道の距離を計測することができます。
また軌道の軌跡もAR機能を使用して画面上で確認することができます。
マーカーピンツール
画面を対象物に向けて、ピンをマップ。そのまま離れていくとマップした物体からの距離を計測することができます。
下の図ではそれぞれ3つの物体からの距離が計測できています。
アングルツール
複数点マップすることで、角度を計測することができます。
身長計測
地面をマップして、人にカメラを向けると表情認識で人を認識、その人の身長を計測することができます。
キューブツール
現実空間にARで作成した四面体を作成することができます。四面体はそれぞれの辺の長さを変更することができます。
移動させたい家具と同じ大きさのキューブを作成して、その家具を移動させたときに入るかどうかも確認することができます。
レベルツール
絵を壁に飾る時に絵同士を整列させることができるグリッドを空間上に表示させることができます。
このアプリは現在Beta版ですが、メールアドレスを登録することがで無料でBeta版を入手することができるようです。正式リリースは2017年9月末頃とのことです。