Apple、プライバシーポリシーページを更新。ページ全内容を日本語で解説
Appleは、プライバシーポリシーをユーザが見やすいように再デザインされたプライバシーWebサイトが公開されました。
新しいサイトでは、Apple PayやiPhoneのパスコードなどの機能の具体的な例を通じて、Appleのプライバシー保護への取り組みがどのようにユーザーに利益をもたらしているか、またAppleがどのように暗号化やプライバシーやアプリのガイドラインを使ってユーザーを保護しているのかを説明しています。
このページではiMessage、Apple Pay、Health、Analytics、Safari、iCloud、CarPlay、Education、Photos、Siri、Apple Music、News、Mapsなどのすべてのアプリケーションと機能をカバーするセクションでそれぞれ説明されています。
下記に各セクションの和訳を掲載しましたので、参考にしてください。
概要
Appleでは、プライバシーは基本的な人権だと考えています。
そして、個人情報の大半は、Appleのデバイスに保存されています。
例えば、ランニング後の心拍数・最初に読んだニュース・最近コーヒーを買った場所・アクセスしたウェブサイト・電話、メール、またはメッセージを送った相手などです。
全Apple製品は、その情報を保護するために設計されています。 また、誰と誰に共有してよいのかも選ぶことができます。
Appleはユーザのプライバシーとセキュリティを犠牲にして、素晴らしいサービスの提供をする必要はないということを何度も証明しています。
デバイスにアクセスすることができるのはあなただけ
6桁のパスコードで簡単にデバイスを保護することができます。6桁のパスコードで実現可能な組み合わせが100万件あるため、ハッキングするのは非常に困難となっています。
Touch ID（デバイス上で最も高度なセキュリティ技術）を設定して、指紋だけでiPhoneやiPadのロックをすばやく解除することができます。 また、セキュリティをさらに強化するために、必要なだけ複雑な英数字のパスコードを作成することもできます。
あなたの個人情報はあなたのもので、他人のものではない
写真を撮ったり、Siriに質問したり、道順を検索したりしても、Appleは個人情報を収集して広告主や他の組織に販売することはありません。
安全なApple Pay取引
Apple Payを使用して、店舗・アプリ・ウェブサイトで安全な支払いが可能になります。
Appleは購入しているものを追跡しないため、購入の履歴を作成することができません。
また、クレジットカード情報を安全に保管するために、Appleデバイスはそれをユニークなコードにして、その他のiOSデバイスから隔離します。
Apple社もAppleデバイスも、購入時に実際のクレジットカード番号を加盟店と共有することはありません
個人情報を保持しつつパフォーマンスを向上させます。
個人データを使用してより良い体験を創造する場合、Appleはプライバシーを毀損しない方法で実現できるように努めています。
1つの例として、Appleは、個人データを分解し何百万という他のユーザーのデータと組み合わせる、差分プライバシーのパイオニアです。
そのため、ユーザが特定できる可能性のある具体的なものではなく、一般的なパターンをAppleは見ています。
これらのパターンは、Safariで最も人気のある絵文字、クイックタイプのチョイス、エネルギー消費率などを特定するのに役立ちます。
デバイスに保管しているかどうかにかかわらず、データは保護されます
Apple Payで食料品を購入したり、友達にiMessageを送信したり、FaceTimeを発信したりすると、データは暗号化されて保護されます。
デバイスに存在する個人情報についても同様です。
たとえば、Touch IDの識別に使用されるデータは、デバイスのSecure Enclaveによって保護され、iOSやアプリからアクセスできない数学的表現に変換されます。
これらの情報はAppleサーバーにもiCloudに、ｐバックアップされません。
あなたのルールでアプリを楽しめる
アプリ開発者は、ユーザのプライバシーを保護するための厳しいガイドラインに同意する必要があります。
アプリがこれらのガイドラインに違反していることが判明した場合、開発者は問題を解決したり、App Storeからの削除されます。
端末にインストールしたアプリが写真や連絡先などの個人情報にアクセスしたい場合は、最初に許可を求めるメッセージが表示されます。
これらの権限は、いつでもユーザによって変更することができます。
