格安SIM「もしもシークス」の特長・プラン内容・評判について

街頭アンケートで「もしもシークス」を知っていますか?と聞いた場合、聞いたことがあると答える人はかなり少ないと思います。

しかし「格安SIM」だったら、多くの人が聞いたことがあると答えると思います。

格安SIMから想像できるのは、スマホが安く利用できるということ。それでも実際に使っている人はまだまだ少ないです。

通信サービスに関する調査の結果、利用している通信サービスのうちドコモが32.8%、auが29.6%、ソフトバンクが23.3%となっており、格安SIMは合計(楽天モバイルやUQモバイルなどを合わせた格安SIM業者全体)で7.4%しかありません。ちなみに携帯電話・スマートフォンを使っていない人は3.5%いました。

※MMD研究所が実施した「2017年3月格安SIMサービスの利用動向調査」(15歳~69歳の男女43,212人を対象に2017年3月3日~3月10日の期間で調査したもの)を参照しています。

理由は色々と考えられますが、面倒くさいことや大手キャリアの2年縛りなどがあります。しかし正確な事実を知れば、すぐに格安SIMに変更したくなる人も多くいるはずです。

事実、格安SIMってのはそれだけ安いです。2年縛りの解約手数料や初期費用を含めてもお得になるケースがほとんどです。しかも特に困ることがありません。

そろそろ本気で格安SIMについて知っておく時期が来ているのではないでしょうか?

今回は、格安SIM業者の1つ「もしもシークス」について色々と見ていきましょう。

 

もしもシークスについて

運営元

もしもシークスを運営しているのはエックスモバイル株式会社です。

事業としては基本的に「もしもシークス」に専念しています。

格安SIMとしてかけ放題サービスを最初に導入したはもしもシークスと言われています。

開始時期

もしもシークスが格安SIMサービスを開始したのは2014年10月です。

他の格安SIM業者と比較すると、かなり新しい存在です。

販売シェア

もしもシークスは2017年3月の調査において、格安SIMサービスの中でシェア23位以内に入っていませんでした。

2016年9月の調査では15位以内に入っていませんでした。

現在は格安SIMの戦国時代で、多くの企業がひしめき合っている状態です。また、格安SIMの利用者の総数が増えています。

もしもシークスはまだまだ事業参入して日が浅いので、これからというところでしょうか。

※MMD研究所が実施した「2017年3月格安SIMサービスの利用動向調査」を参照

 

もしもシークスの対応回線・利用できる機種

対応回線

もしもシークスはドコモ回線を利用して格安SIMサービスを提供しています。

そのためドコモ系と言われることもあります。

利用できる機種

もしもシークスでセット販売しているスマホは利用することができます。

現在ドコモのスマホを使っている場合、新しくスマホを買わなくてもスマホの中に入っているSIMカードを付け替えれば使用できます。

現在au、ソフトバンクのスマホを使っている場合、SIMロックを解除すれば使用できますが、古いスマホや一部のスマホは使用できないものがあります。

SIMフリースマホの場合、大抵はメジャーな通信方式(ドコモ回線で使われている)に対応しているので利用できる機種が多いですが、一部利用できないスマホもあります。

ドコモで使っているスマホは問題なく使用できますが、それ以外は使えるかどうか事前に確認する必要があります。特にauの機種は通信方式がマイナーなこともあり、注意が必要です。

 

もしもシークスの料金

もしもシークスには2種類のプラン「音声プラン」「データプラン」があります。

それとデータ容量や通話プラン(音声プランのみ)、オプションを選択する仕組みになっています。

料金表

データ容量 料金(税抜)
データプラン(基本料380円) 音声プラン(基本料980円)
1GB +600 +600
3GB +1,200 円 +1,200 円
5GB +1,800 円 +1,800 円
7GB +2,400 円 +2,400 円
10GB +3,000 円 +3,000 円
無制限 +3,600 円 +3,600 円

もしもシークスには基本料金があり、データプランでは380円、音声プランでは980円です。そこには500MBのデータ容量が含まれています。

必要に応じてデータ容量を追加します。例として、最も安いデータプランの1GBを選択すると、金額はデータプラン基本料金380円+パケット1GB/600円=980円となり、データ容量は基本の500MB+1GB=1.5GBになります。

初期費用

上記の料金の他に、端末代金(スマホ本体の料金)がかかります。

また、初期費用として事務手数料5,000円がかかります。他社は大抵3,000円なので、通常より2,000円高くなっています。

それからMNPで電話番号を引き継ぐ場合は、変更前のキャリアに転出手数料を払う必要があります。MNPの転出料金は3,000円のところが多いです。

大手キャリアのスマホを利用している場合、2年縛り契約の方が多いです。契約期間内の解約には契約解除料9500円程度を現在契約しているキャリアに支払う必要があります。

最低利用期間、契約解除料

もしもシークスは、データプラン、音声プランともに最低利用期間が12ヶ月、期間中の契約解除料が10,000円となっています。

一般的に格安SIMのデータ通信専用SIMは最低利用期間がないことが多いので、ここは注意が必要です。

 

もしもシークスの主要サービス

かけ放題

もしもシークスでは2種類のかけ放題「かけたい放題ライト」「かけたい放題フル」があります。

かけたい放題ライトは5分以内の通話だと何度でも定額で利用できるサービスで月額850円です。5分を超えた場合、19.9円/30秒の料金がかかります。アプリを利用していても料金は変わりません。

かけたい放題フルは通話時間に関係なく何度かけても定額で利用でき、月額1,800円です。

利用する場合は専用アプリ「かけたい放題」を使います。

SMS機能

通話プランの場合は無料、データプランの場合は月額150円で利用できます。

受信は無料、国内送信は3~30円/1通、国際送信は50円~500円/1通かかります。

留守電・キャッチホン

月額400円で留守電機能、月額300円でキャッチホン機能が利用できます。

通常の格安SIMサービスに比べ、それぞれ100円ずつ高くなっています。

もしも保証

自然故障、破損、落下等、水没、偶然の事故による故障に対応します。

契約時に買ったスマホが5万円以上の場合は「もしも保証700」となり月額700円、5万円未満の場合は「もしも保証600」となり月額600円かかります。

1年につき2回まで保証が適用できます。

費用は契約時に買ったスマホの金額によってことなり、10万円以上だと1回目が12,000円、2回目が18,000円、10万円未満だと1回目が10,000円、2回目が15,000円になります。

 

もしもシークスのデータ通信

通信速度

データ通信を実際に測定しているページの情報をまとめると、他社の格安SIMと比べてもしもシークスの通信速度は平均的な部類です。

混雑する時間帯だと他の格安SIM業者と同様に速度が落ちますが、極端に速いもしくは遅いということもありません。

データ通信の機能

もしもシークスのデータ通信では以下のような便利機能があります。

  • プラン変更

その月のデータ容量が少なくなった場合、マイページからプランを変更することで、高速通信のデータ容量を増やすことができます。

 

もしもシークスのサポート体制

サポート受付

専用のオンラインフォームでメールでの問い合わせ受付をしています。

メール返信対応時間は平日の10:00~17:00です。

もしもシークスサポートデスクで電話での問い合わせも受け付けているようですが、公式サイトの文面からはメールでの問い合わせを望んでいるように感じます。

実店舗の有無

もしもシークスは全国各地に取扱店舗が存在します。

自ら格安スマホ業界店舗数No.1を公言しており、公式ショップの他にも数多くの販売店が全国にあります。

大手家電量販店などではなく、販売代理店という形式で全国展開しているようです。

 

もしもシークスでセット販売しているスマホ

2017年4月時点で、もしもシークスがセット販売しているスマホは以下の通りです。

iPhone

  • iPhone5s(中古)
  • iPhoneSE
  • iPhone6s
  • iPhone6s Plus

Android

  • Priori3 LTE
  • ZenFone GO
  • Desire 626
  • Desire EYE

 

もしもシークスに向いている人

強みと弱み

もしもシークスの強みを箇条書きすると以下のようになります。

  • 500MBの音声プランだと月1000円以下で音声通話スマホが使える
  • iPhoneのセット販売を行っている
  • 全国各地に実店舗がある

弱みは以下の通りとなります。

  • データ容量の繰り越しが無い
  • 初期費用や最低利用期間、留守電などの金額、保証の月額が他社より劣る
  • プラン内容がよく変わる
  • かけ放題以外の通話料金が高い

向いている人

もしもシークスはデータ容量500MBで音声通話可能なスマホを1000円以下で使えます。

また格安SIMでは珍しくiPhoneのセット販売を行っています。ただしiPhone5sは中古で、その他のiPhoneは独自ルートで入手したものになっています。

あまり関係ないですが、毎月通信料金の1%を途上国に寄付しているそうです。

上記のポイントに魅力を感じた人にとって、もしもシークスはおすすめです。

もしもシークスのAPN設定

もしもシークスを契約するとSIMの交換とAPN設定が必要になります。

APN設定方法をまとめましたので、参考にしてください。

もしもシークスの緊急地震速報、Jアラート対応状況

もしもシークスでは一部端末が緊急地震速報やJアラートに対応していない場合があります、自分の端末が対応しているのか、また対応していない場合の方法も説明していますので確認しておいてください。