地下鉄でスマホが繋がる仕組み【保存版】
地下鉄でスマホが繋がる仕組み
スマホの繋がる仕組み
スマホが通信・通話するには、スマホと基地局が繋がる=「電波が入る」ということが必要になります。
基地局はキャリア各社が設置しており、基地局からは通信をするための電波を発信しています。
基地局には電波を飛ばせる範囲が決まっており、人がいるところをくまなくカバーするために、キャリアは各地にとてもたくさんの基地局を設置しています。
基地局はキャリアごとに設置するので、同じ場所でもキャリアAはつながるのに、キャリアBでは繋がらないという事が発生します。
また、基地局には一度に同時接続できる端末数の上限があり、それを超える端末が同時に通信をしようとすると通信が遅くなったり、通信ができなくなったりします。イベント会場など人が多い場所で繋がりにくくなるのはそのためです。
ちなみにスマホは移動しながら利用する機会が多いので、繋がっていた基地局のエリアから外れそうになると隣の基地局に通信先を自動的に変更する「ハンドオーバー」を行い、移動しながらでも通話や通信が切れないようにしています。
地下鉄で繋がる仕組み
さて、地下鉄は駅エリアと走行中に利用するトンネルエリアがあります。
駅エリアに基地局を設置する際にはインターネット回線も引き込める場合が多く、基地局自体を置くスペースは比較的なんとか確保することが容易です。
ただトンネルエリアは、各キャリアごとで基地局を設置できるスペースがほとんどなく、地上と同じようにインターネット回線を引き込むことができない場合が多いです。
そこでトンネルエリアでは、関連する各社で組織された協会と大手キャリアが共同で共用設備で構築し、通信できる環境を提供しています。
地上と異なり、基地局は共有設備だけなので、地下鉄では普通の場所より繋がりにくい、または通信ができないといったことが起きやすくなります。
しかも地下鉄は高速移動しているので基地局の切り替え(ハンドオーバー)が発生しやすく、通信環境が不安定になりやすい場所となっています。
ちなみに地下鉄の工事は、終電から始発までの数時間で少しづつしか進めることができず、鉄道会社が実施する保守工事や点検があると、そちらを優先するために進めることができません。
少しずつ設置されていった地下鉄内の通信設備のおかげで、いろんな地下鉄でスマホが使えるようになっています。
参考HP↓
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