Apple、注意散漫による交通事故には無関係と主張

アップルはロサンゼルス上級裁判所に出席し、2017年初めに提訴された訴訟問題において、iPhone関連の注意散漫による交通事故の責任を負うべきではないと主張した。


カリフォルニア州在住のJulio Ceja氏は、1月にAppleに対抗して集団訴状を起こし、消費者の安全を利益よりも後回しにしていると主張している。

Ceja氏は、iPhoneを見ていた運転手が運転する車両と事故にあったとしている。

しかしAppleは、車を運転している間のiPhoneの使用についての責任は運転手の責任であると裁判所に申し出ている。

裁判所の書類によると、Appleはデバイスを製造しているだけの存在であるため、単純に考えて責任を負うことはできないと述べている。

2017年8月、テキサス州の連邦地方裁判所では、昨年Appleに提起された同様の注意散漫運転訴訟を棄却している。

ロバート・W・シュローダー裁判官は、原告の傷害は車輌を安全に運転することを怠ったことから生じていると主張した。

ドライバーが食べ物や飲酒、タバコの喫煙などの行動を起こし過失を起こした場合、運転手はドライバーの怠慢である。

同様に、運転中に意識をiPhone 5に向け運転を行うという決定は、原告の事故の発生原因である。

Appleは、ある程度の速度になるとデバイスが動作しなくなるモーションアナライザーの特許を取得しているが、その実装はまだまだのようだ。

その機能の代わりにiOS11では、運転中の着信通知機能を導入している。

運転中の着信機能はオプション機能だが、この機能を有効にすると、iPhoneがBluetooth経由で車両に通知したりする。

この機能が有効になっている間は、着信電話、通知、およびテキストメッセージをすべて無効にし、iPhoneの画面は完全にオフのままになる。

 

運転中の着信通知機能機能は、設定→着信禁止またはコントロールセンターで手動で有効にすることもできる。

via macrumors

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